こんにちは。
管理栄養士の北村絵梨子です。
「食べる順番ダイエット」
テレビや雑誌、ネットなどでよく目にする言葉ですね。
ですが、「食べる順番を変えたからって、何かが変わるわけでもない」と感じている方もいるのではないでしょうか?
食べる順番を変えることは、血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病の予防に効果があると言われています。
ただ、実際に糖尿病かどうかは、血液検査をしてみないとわからないですよね。
今日は私が実際に食べる順番を変えたことで、実感した変化について書いていきます。
これを読むことで、自身で食事管理が出来るようになれる知識を得ることが出来ますよ。
もくじ
食事は野菜から
実際にどういう順番で食べるのかというと、野菜→タンパク質(肉や魚など)→炭水化物(ご飯やパンなど)になります。
汁物がある場合は、先に飲んでもいいですね。
ポイントは野菜を先に食べることです。
野菜に含まれる食物繊維が、食べ物の吸収を緩やかにしてくれます。
食べる順番を変えるメリット
私は実際に約5年間、食べる順番を変えて取り組んできました。
その中で特に感じた変化について書いていきます。
早食い解消に
1つ目は、ゆっくりよく噛んで食べるようになったことです。
以前の私は、食事に時間をほとんどかけていませんでした。
時には食事時間が5分ということも。
大学生の頃、実習や実験が目一杯入っており、昼休みはわずか15分。
その頃から早食いという習慣がついてしまいました。
ですが、食べる順番を変える上で、時間をかけて食べることはとても重要です。
野菜を食べてから5~10分後に次のタンパク質のおかずを口にすることが重要です。
すぐにタンパク質のものを食べてしまうと胃の中で一緒になってしまい、野菜を先に食べる意味がなくなってしまいます。
野菜を食べる際は、時計とにらめっこをしながら、ゆっくり食べるようにしています。
また、よく噛んで食べることもポイントです。
時間をかけて食べることで満腹感も出やすく、食べ過ぎを防ぐことにも繋がります。
栄養バランスがアップ
2つ目はバランスの良い食事が選べるようになったことです。
「野菜から先に食べないと」と考えていると、自然とサラダなどを手にする機会が増えてきます。
レストランや居酒屋などでも、野菜の料理を頼むことが増えましたね。
鍋料理も野菜がたくさん食べられるのでおすすめです。
美肌にもおすすめ
3つ目は肌の調子がよくなったことです。
野菜を先に食べることだけではない可能性もありますが、以前よりニキビなどの肌トラブルが少なくなったことは事実です。
野菜の成分には老化を防ぐ、美肌に効果があるといわれているものもたくさんあります。
野菜を食べる機会が増える中で、美肌を作る成分をたくさん取り入れていたのだと考えます。
このように、食べる順番を変えることで、体を変えることが出来ます。
自分自身で食事管理が出来るようになる初めの一歩として、覚えておいてはいかがでしょうか?
手軽に野菜を取り入れる方法
まずは、野菜のおかずを先に食べることから始めてみましょう。
おすすめはサラダです。
自分で野菜を買って作ることはもちろん、スーパーやコンビニでも手軽に買うことが出来ます。
ただし、ポテトサラダやかぼちゃサラダなど、イモ類などがメインのサラダには要注意です。
イモ類やかぼちゃなどは炭水化物が主成分になりますので、食べる順番としては最後になります。
「野菜から先に食べること」のメリットは、本当にたくさんあります。
ですが、実際に利点を感じないと実践に移せないものです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。